子どもとの集合写真、せっかくの運動会や家族の集まりで撮ったのに
「目線がバラバラ」
「表情が硬い」
「誰かがブレている」
…そんな経験ありませんか?
でも、ほんの少しの準備と撮影の工夫で、誰でも“笑顔のそろった自然な一枚”を撮ることができます。
今回は、プロのカメラマンが実践しているテクニックを参考に、
「目線」「ポーズ」「カメラ設定」の3つの視点から、初心者でも失敗しないコツをご紹介します!
きっとママ友・パパ友間で送る時にもびっくりされると思いますよ

目次はコチラ
1. 失敗しない撮り方のコツ【事前準備編】
並び順の基本は「高低差」と「左右のバランス」
子どもの身長差をうまく活かして、前後や左右に段差をつけると全員の顔が見える自然な構図に。階段やベンチ、イスなどが使えると◎
撮影前に「練習ショット」で場を和ませる
いきなり本番ではなく「試しに一枚撮るね〜」と声をかけて自然な笑顔を引き出す。
集中できる環境づくり
眩しすぎない場所、うるさすぎない場所、立ったままでOKな時間帯を選ぶと、子どもがグズらずスムーズ。

2. 目線・表情・ポーズの工夫【撮影本番編】
「せーの」より“笑える言葉”で目線を集める
様々な意見を聞いて試してきた私が経験的に最強だったのは「ハイ、う⚪︎ち!」でした。
ですが、近くのママ、パパの視線が痛いのでやらない方がいいでしょう。
おすすめは次の通りです
- 構図を決めてカメラを固定
- 「ハイ、チーズ!」or「3、2、1、0!」
- 最後の「ズ」と「0」のタイミングでカメラ横に顔を出す
- シャッターは同時に切る。

小道具で自然な笑顔を引き出す
家で撮影する場合はぬいぐるみやガラガラを使い、
外で撮影する場合はシャボン玉などを使って注目を引くのも効果的。
ボールがあれば手伝ってもらい「ハイ、チーズ」のタイミングで撮影者の頭からピョコッっと飛びだすのもいいです。
ピースより動きをつけると自然に笑顔に
小学生以上であれば全員が正面向いてピースよりも、
- 肩を隣同士と組む
- 「ハイチーズ」に合わせて一歩前に飛び出す
- ジャンプ
このように動きをつけると印象的な写真になります。

3. カメラ設定のポイント【スマホ・ミラーレス共通】
F値(絞り)はf/5.6〜f/8.0で「全員にピント」
被写界深度を確保して、前列〜後列までしっかりピントを合わせよう。
スマホは通常撮影でOK(ただしポートレードモードは避けましょう)
一方でミラーレス一眼の場合はf/5.6以上に絞り込む必要があります。ボケやすいので注意が必要です。
シャッタースピードは1/250以上でブレ防止
子どもは常に動きますのでシャッタースピードは早めにしましょう!
目安は1/250以上のシャッタースピードにして、明るさが足りない場合はISO感度を上げて調整しましょう。
連写モードは必須!
「3回に1回ベストが撮れたらOK」くらいの気持ちで連写して、あとで選ぶのが正解。
スマホは「カシャシャシャ・・・」は仕方ないですが、ミラーレスカメラの場合は静音撮影設定に事前に設定しておけば3回くらいに分けて連射しても周囲から変な目で見られることはないでしょう。
4. まとめ|集合写真を“記録”から“記憶”へ
集合写真は「誰が写っているか」だけでなく、「そのときの空気」まで写すもの。
子どもと一緒に笑って、遊びながら撮ると、きっと何年後に見返しても楽しい一枚になります。
ちょっとした工夫と、ちょっとの気遣いで、集合写真は“家族の宝物”に変わります。
ぜひ、次の撮影で試してみてくださいね!
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