子供を撮るなら、ズームレンズは非常に相性が良い選択肢です。
なぜなら、動きが予測できない子供に対して柔軟に対応できるからです。
ズームレンズ、特に高倍率ズームレンズとは、
広角から望遠まで1本でカバーできる便利レンズのことを言います。
いわゆる「〇〇倍ズーム」と呼ばれるタイプで、
運動会や発表会、入学式など、子供の撮影で撮影距離が読めないシーンで特に重宝します。
高倍率ズームレンズがあればよくある以下のような悩みが解消されます。
- 走る子供にピントが合わない焦り
- 遠くの演技が撮れない悔しさ
- レンズ交換できない場面
今回は、実際の体験談を交えながらその魅力と注意点を紹介し、
最後にキヤノン・ソニー・ニコンのフルサイズカメラ/APS-Cカメラ別にそれぞれ1本だけおすすめズームレンズを紹介します。

- 家電量販店の元カメラ販売員
- フォトコン多数入賞の現役カメラマン
- 3児の父親
- 家族写真だけで年間1万枚撮影
1. ズームレンズって?
ズームレンズとは、広角側(広い範囲を撮影)から望遠側(遠くを大きく撮影)までを1本でこなすレンズです。
特に「24-240mm」や「18-150mm」といったように、ズーム倍率が大きいものを高倍率ズームレンズと呼びます。
最大の特徴は「レンズ交換なしでシーンに対応できる」こと。
子どものイベントのように、急に距離感が変わる場面ではとても便利です。

<画像出典:キヤノン公式サイト>
2. 子供撮影時にズームレンズが向いている理由
わたしには幼稚園と小学生に通う3人の子供がいますが、
そんな私がこれまで
「ズームレンズがあってよかった!」
と感じた瞬間や理由を実際の体験交えてご紹介します。
運動会でズームレンズは「広くも撮れ使いやすい」
運動会のとき、観覧席から子どもの姿を追うのは意外と大変です。
例えば徒競走のシーンであれば、コースの反対側からスタートする場面では望遠を効かせ、手前を走るにつれて、ズームを広角側にしていくと全てを撮り切ることができます。
このように運動会では、全体の雰囲気を広角でおさえつつ、子どものアップを望遠で抜くといった両方のカットが必要になります。
ズームならレンズ交換不要で切り替えられるので、「いいシーンを逃した!」という失敗を防げます。

発表会でズームレンズは「動画撮影に便利」
発表会は、舞台と観覧席の距離があるため、肉眼では子どもの表情まではっきり見えないことが多いですよね。
そしてどの席に案内されるのか分からないですし、子供との距離感が分からない場面も少なくありません。
そんなときにも役立つのも高倍率ズームレンズです。
発表会中は望遠を効かせつつも好きな画角で撮影しますし、発表会前後も広角側にすることで、緊張感ある様子や終わってホッとした様子なども撮影することができます。
ちなみに発表会は動画として残す方も多いと思います。
そんなときもズームレンズだと、
全体のストーリーや雰囲気をとるときに広角を使い、
自分の子をアップで撮影するときにズームを使います。
ちなみに発表会などでは狭い座席も多いと思います。
狭い場所でも使える三脚や一脚兼簡易三脚については以下の記事でおすすめを紹介しています。

入学式・卒業式でズームレンズは「式典の前後どちらも撮れる」
入学式や卒業式は、多くの人で会場がいっぱいになり、子どもの姿を追うのが難しい場面が多いです。
そこでもズームレンズが活躍します。
式典中は望遠側で子どもの表情を、終了後や控え時間は近くに寄って広角で集合写真。といった撮影ももちろんですが、整列や移動の際に我が子がどこに行ったのか探す目的でも使ったりします。
卒業式や卒園式では式典後に親しい友人と記念写真を撮ることも多いと思います。
その際には広角も撮影できる高倍率ズームレンズがあった方が何かと便利です。
3. 子供撮影時のズームレンズのメリット
体験談を話しましたが、本当はもっと便利に感じたシーンは多々あります。
特に事前に場所の様子がわからなかったり、「望遠も広角もどっちも使うかも・・・」といった場面では私はズームレンズをもっていきます。
まとめるとズームレンズを使うメリットは以下の通り、
- 複数レンズを持つ必要がなく、機材を減らせるので荷物が軽くなる。
- 「子どもが近いか遠いかわからない」状況でも安心して持っていける
- 一瞬のチャンスを逃しにくい(好きな画角で撮れるため)
- 日常から旅行まであらゆるシーンで使える
特に以下のようになイベントでは持って行くと便利です。
・運動会
・発表会
・入学式
・卒業(園)式
・授業参観
・街中イベント
・旅行
つまり、子供との絶好の思い出シーンばかり。
以上から、ほとんどの子育て世帯には必須のレンズとして紹介しています。
さらに、このように利便性の高いレンズが比較的リーズナブルな価格帯から選べるのもメリットです。
4. 子供撮影時のおすすめズームレンズは?
ここまで高倍率ズームレンズの特徴を紹介してきましたが、具体的な商品を見ていきましょう。
これほど使い勝手の良いレンズが比較的安く提供していますよ。
フルサイズセンサー用
キヤノンのEOS R6シリーズやソニーα7シリーズ、ニコンのZ6シリーズなどフルサイズカメラには以下のレンズがおすすめです。
ソニーについてはタムロンというレンズメーカーのレンズになりますが、
このようにレンズ専門メーカーのレンズが安く手に入るのがソニー(Eマウント)の特徴になります。
※広角側28mmスタートなのは注意してください
APS-Cセンサー用
キヤノンEOS R50シリーズ、ソニーα6400や6700、ニコンZ50シリーズなどAPS-Cセンサー搭載カメラにはいかがおすすめです。
こちらもソニーだけはシグマ(レンズメーカー)の商品になります。
値段がソニー純正と比較してかなり安い点と、かなりズームが効く点でオススメしています。
しかもAPS-Cは広角に強いレンズが少ないですが、16mmスタートなのも特徴です。
5. 子供撮影時のズームレンズのメリット
ここまではズームレンズの特徴やメリットなどをお話ししてきましたがデメリットもあります。
- 望遠が足りない場合がある
運動会では子どもがグラウンドの端にいる場合、高倍率ズームレンズの望遠端では届かない場合があります。
※以下に参考記事へのリンクを貼っておきます

- 画質は単焦点や大三元ズームに劣る
高倍率ゆえに描写は「便利ズームの限界」があります。特に価格.comやAmazonサイトではプロやハイアマチュアの方もレビューしているため、評価が低め。ですが家族の思い出用途と割り切れば全然十分な画質です。 - レンズが大きくて重い
高倍率ズームレンズは構造上大きくする必要があるため、ほとんどのレンズが大きくて重いです。持ち運びする際には大変に感じるかもしれません。 - F値が暗いレンズが多い
F値が大きい(暗い)レンズが多いため、夜間での撮影は不向き。室内でも場合によってはノイズが大きくのってしまう写真に仕上がる場合があります。 - 鏡筒が長く伸びるため、落下や横からの衝撃に注意
- ボケみが弱い
こういったデメリットがあることを理解した上で使うと良いでしょう。
個人的な意見ではありますが、ご家族持ちの方が高倍率ズームレンズを買わない方がよかったというのはあまり聞きません。
※その他各メーカー別おすすめレンズは以下で紹介しています



6. まとめ
子どものイベント撮影は「距離が読めない」「場面が次々変わる」のが当たり前。
だからこそ、広角から望遠まで1本で対応できる高倍率ズームレンズは“子持ちには必須レンズ”といえます。
「困ったら高倍率ズームレンズを持っていこう」
そう考えることも非常に自然。
まずは各メーカーの高倍率ズームを1本手に入れて、入学式から運動会まで全部任せられる安心感を体験してみてください。






