最近本は読んでいますか?
今回は最近読んでかなりお勧めしたい本が見つかりましたので紹介したいと思います。
今日はおすすめ本の紹介するよ
子供と一緒に絵本を読むことは子供の教育上かなり有効だよ
目次はコチラ
◆本の紹介
・頭の良さとは
まずはこの本で言う頭の良さについてですが、知識を着実に身につける伝統的な学力ではないとのこと。
重要なのは変化に対応できる柔軟な学力とのこと。これが「本当の頭の良さ」。
知識のアップデートができていない人には時代遅れを感じ取り残されるようになり、特に昨今の変化の激しさからそれが顕著に目立つようになりました。頭のいい人は常に常識を疑いますので、柔軟な思考というのがかなり重要な世の中になっています。
つまり遅れた知識を披露している人と、常識を疑い新常識を取り入れる人。現代では後者が評価されます。
・寝る前15分の読み聞かせが親子のコミュニケーションの土台となる
最近は”タイパ”という言葉が流行るくらい効率が重要視されますが、寝る前の読み聞かせはそれと逆行します。
- 読んでいる途中で子供が「う〜ん」と考えたら答えを急かさずにゆっくり次の一言を待つ
- もう一度見たいページを探し始めたら見つかるまで一緒に探す
- 絵本の途中で子供に「このお母さんはどう考えているかな〜?」と質問する
- 「じゃあじゃあびりびり」など意味のない言葉で日本語の美しさに触れる
子供が小さい時はいかに心豊かさに過ごせるかを優先した方がいいです。「ゆったり」と豊かな心が育っていれば「テキパキする」は後から付いてきます。その子供のゆったりペースに時間が許す限り親が合わせてあげましょう。
それら密度の濃い絵本の読み聞かせによるコミュニケーション、絵本を読んでくれる声、一緒に寄り添う肌の温もりから子供は親の愛情を感じとります。
・親子のコミュニケーションが子供の情緒を安定させる
「三つ子の魂百まで」という言葉があるようにその人の性格や個性は幼児期に形成されると考えられています。また、孔子の論語では「己の欲せざる所、人にほど施すことなかれ」という言葉も残しています。
つまり心を育てるということは豊かな感情と道徳心を育てることであり、「人としての基礎」を形作ることをできるだけ幼児期のうちに形成することが重要なのです。
これらも絵本の”他のものになりきること”で育ちます。現実世界から離れて物語の主人公になりきったり、絵本の途中でも親から「このときこの三人組はどんな気持ちだったのかな?」と問いかけたり・・
このように幼児期の特権「無邪気に他者になりきる経験」が人としての基礎を培い筆者のいう情緒(=相手の気持ちがわかる・相手を思いやる心)につながっていきます。
・子供の情緒が「本当の頭の良さ」につながる
このように共有した時間や経験が多ければ多いほど、絵本の世界で過ごした時間が長ければ長いほど、芯の強い、どんな変化の時代にも強い人間が育ちます。
どんなに社会が変化し、価値観が変わろうとも、自分の力を発揮して生きていける明るくてたくましく、世を渡っていける子=本当に頭のいい子になるということです。
◆皆の絵本の読み聞かせ時間はどれくらい?
1日15分の読み聞かせを本著では勧めていますが、実際のところはどうでしょうか。
ベネッセ教育総合研究所が2012年〜2018年の長期にわたって幼稚園年少〜小学4年生を対象に行ったアンケート結果によると最も多かった回答は1回あたり5分の読み聞かせとのことでした。
さらに読み聞かせをしている方は幼稚園期には2〜4割いますが、小学生になると1割程度となる方がほとんどで1日15分の読み聞かせは圧倒的な差がつくことになりそうです。
◆まとめ
キャッチーなタイトルを求めたため「本当の頭の良さ」をつけていますが、絵本の読み聞かせは「他人の気持ち」「問題解決」「俯瞰的な視点」などなど心情的効果/論理的思考などに効果があることに加え、親と一緒に読むことによる自己肯定感爆上がりにつながります。
これは三人の子供の親である私も経験的に全くその通りだと思います。
著者は家庭に100冊の絵本を求めています。家庭の蔵書数と子供の学力は比例するとのことで、やはり本があればあるほど子供の学力は高くなる傾向にあるようです。
私も長男は小学生ということもあり家に100冊以上の絵本はありますが、確かに夜、読み聞かせをすることで学力や好奇心、情緒の安定に一役買っていると感じています。
◆絵本を子供と一緒に読みたい!という方へ
この欄を見ている親は大変素晴らしい親かと思います。著者は早期英語教育や早期英才教育の前にこれらこどもの心の教育を土台にすべき、日本語の美しさに触れるべきと説いています。
著者の求めている100冊以上の絵本というのは選ぶのが大変ですが、いきなり揃える必要は当然ありません。
お子様の年齢に合わせた絵本を手元に揃えることが大事ですが、揃え方には3つあります。
- 図書館で試し読み→気に入ったものを購入
- 本屋に行き、対象年齢を確認して購入
- 【★おすすめ★】プロが厳選した絵本を購入
絵本は不朽の名作がたくさんありますので私はそれらを中心に買いました。絵本ナビというサイトを利用していたのですが、年齢ごとに名作絵本を選んでくれています。「1日15分の読み聞かせが本当に頭のいい子を育てる」でも具体的な絵本を紹介していますが、それらも揃っています。
絵本を選ぶのが手間という方や毎月届く絵本を子供と楽しみにしたい!という方向けに定期購読という方法もあります。すでに持っている絵本があれば、入れ替えすることも可能です。
WORLDLIBRARY Personal(絵本定期配送サービス)以上、絵本のもたらす育児への効果の大きさのお話でした。ご興味あれば読んでみてください。
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