「ミラーレスカメラが欲しい」
「できれば予算はかけたくない」
「でも買って後悔したくない」
いざ、あなたがカメラを買おう!と決めてもカメラは高い買い物、失敗したくないですよね。
意外とこどもの撮影は難易度が高く、値段をあまりにも重視すると中途半端な買い物になってしまうかもしれません。
今回は10万円台のミラーレスカメラを厳選して紹介したいと思います。
運動会などの難しい場面では30万円ほどするカメラが優位なのは間違いないですが、
初心者でもできるある設定を加えるだけで、簡単に運動会でも撮影できるようになります。

- 家電量販店の元カメラ販売員
- フォトコン多数入賞の現役カメラマン
- 3児の父親
- 家族写真だけで年間1万枚撮影
1. 結論と注意点
結論おすすめの機種は以下の3機種になります。
- EOS R50 ダブルズームキット
- Z50II ダブルズームキット
- EOS R10 RF-S18-150 IS STM レンズキット
注意点ですが、
どれも顔認識機能はありますが、運動会などの動きが激しい撮影やお子様がたくさんいる場面での撮影では
「思ったよりピントが合わない」
場面が出てくると思います。
そのような場合のコツについても解説していますのでぜひ最後までご覧ください。
2. おすすめの10万円台カメラ3選
結論はすでに話しましたが、運動会でも使えるご家族向けカメラを3台厳選して紹介します。
カメラ初心者はもちろん、上級者も「この機能がこの値段で!」と言った十分な機能のカメラになります。
ぜひ参考にされてください
2-1. EOS R50 ダブルズームキット
一番のおすすめはキヤノンのEOS R50 ダブルズームキットになります。
- 連写性能Good!
- AF性能Good!
- タッチパネル対応
- 4K動画もOK
- レンズ2本付き
初心者用ではありますが連写性能、AF性能、タッチパネル対応に4K動画も撮影可能という一昔前の高級カメラのスペックをこの軽量ボディに詰め込んだ素晴らしいカメラになります。
値段もカメラ本体とレンズ2本がついて手頃なお値段。特に付属されているレンズ「RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM」も運動会で必要な最低限の望遠をクリアしており、ぜひおすすめできるカメラになります。
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2-2. Z50II ダブルズームキット
次はニコンのZ 50Ⅱ ダブルズームキットになります。
- コンパクトで軽量
- 付属のレンズの使い勝手がGood!
- タッチパネル対応
- 4K動画もOK
- 高感度性能Good!
こちらは2024年末に発売された最新モデルになります。
コンパクトかつ軽量なボディが特徴で、キヤノンと違い付属されているレンズが50-250mmのズームレンズがセットになっており、運動会ではより望遠が効きます。
EOS R50と比較すると同じく4K動画撮影やタッチパネルには対応しており、スマホとの連携もバッチリ。一方で連写性能は劣り、高感度性能では優れるなどの違いもあります。
こちらのカメラには高倍率ズームレンズのレンズキットもあります。
運動会撮影では少し望遠が劣るため、別の望遠レンズの購入を検討した方が良いとは思いますが、それ以外(例えば授業参観や発表会など)であれば使い勝手はコチラの方がいいと思います。
2-3. EOS R10 RF-S18-150 IS STM レンズキット
最後におすすめするのはキヤノンのEOS R10 RF-S18-150 IS STM レンズキットになります。
おすすめNo.1のキヤノンEOS R50 の上位機種です。
EOS R50に加えて以下のメリットがあります
- 連写性能が向上
- メモリ機能が向上(連写し続けれる)
- センサーのゴミ取り機能
- 付属レンズ18-150mmが子どもに使いやすい
注意:モニター性能やバッテリー性能などは、わずかに機能が下がっています
付属レンズ18-150mmの使い勝手は非常に良く、基本的にはこの1本で十分な場面が多いと思います。
ただ、運動会用となると少し望遠が心もとないです。
その辺りは人によりますので一旦試してみて「運動会用の望遠レンズ」を別に購入すると良いと思います。
ちなみにその際にお勧めするレンズは「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」になります。
このレンズ2本あればむしろ前の2機種よりもコチラをおすすめします。
ですが、10万円台ではなくなるため3番手としました。
\運動会にはコチラのレンズ/
3. 運動会で上手く撮れない・・ そんな時にはスポーツモード
運動会などの子どもが動き回るときには連写性能・AF性能がよい高級カメラがおすすめなのも事実。
そんな時でも設定さえ工夫すれば10万円台のミラーレスカメラでも問題なく撮影することができます。
その設定とはダイヤルを「スポーツモード」にすることです。
10万円台の機種には必ずと言っていいほどシーンセレクト機能があります。その中で「スポーツモード」を選択すればOKです。
その後の操作にも少しコツがありますので、それも含めて丁寧に説明します。

(手順1)スポーツモードのある手ぶれ補正機能付きカメラを購入
まずはスポーツモードの搭載されているカメラを購入します。
比較的少数派ですが、10万円台のカメラでもスポーツモード(シーンセレクト機能)のないカメラも一部ありますので、ご注意ください。
そして、手ぶれ補正が搭載しているカメラを購入しましょう。
カメラ本体についていない場合はレンズに手ぶれ補正機能が付いているものを購入しましょう。
\シーンセレクト機能のあるカメラのダイヤルの例はコチラ/


(手順2)スポーツモードに設定
手順1のシーンセレクト機能からスポーツモードに設定します。
スポーツモードにするとカメラが勝手に連写してくれ、シャッターを早く切ったり、被写体を追尾してくれるようになります。
ダイヤルに直接「スポーツモード」があれば良いですが、最近のミラーレスのダイヤルはシンプルにするため「SCN」などの表記にとどめ、その後手作業でスポーツモードに設定する機種が多いようです。
(注意点)ノイズが多めの写真になる
設定→撮影まではたったこれだけですが、注意点が一つあります。
スポーツモードの特徴としてISO感度を高く設定した撮影になってしまいます。
そのため運動会が屋内の場合はノイズが多めの写真(ざらつきのある写真)になることが多いです。
この辺りが腕の違いになりますが、初心者には手軽で便利な設定だと思います。
写真上級者もこの設定を使っています
このスポーツモードですが、カメラ上級者の場合はこのモードで撮ることは少なくても、設定はほとんどこのスポーツモードと同じ設定にしています
- 連写
- 高感度
- スポット的なAF
これらの設定をカメラ上級者は手作業でしますが、スポーツモードにすれば一発で設定可能になります。
ですが上級者は状況に合わせてシャッタースピードを落とし、ISO感度を下げるなどしてザラつきができるだけ少ない写真を撮影します(恐るべし・・・)
4. まとめ < 高級カメラをちょっと覗き見・・・ >
今回は10万円台でのおすすめカメラを紹介しました。
私は30万円〜のミラーレスカメラもおすすめしていますが、
最も重要なのは”スマホではなくミラーレスカメラで撮ること”です。
それではカメラに30万円以上出す人はなぜ、そんな大金をカメラに使うのでしょうか。
最後にその点に軽く触れていきたいと思います。
30万円以上カメラに使うワケ
今回は運動会を例に挙げましたが、難しい子どもの撮影条件は他にもあります。

- 手持ち花火
- 川遊びやプールでの撮影
- 頻繁な動画撮影
また、子どもを撮っていくうちに趣味としても写真にハマっていくこともよくあります。
そうなれば

- 星空や打ち上げ花火などの夜間撮影
- 夕焼けや朝焼けなど明暗差の大きな撮影
- 鳥や犬などの動物や飛行機などの撮影
- 超極寒での撮影
こう言った表現の幅が広がることが上位機種を選択する理由になります。
子どもの成長も撮りつつ、旅行先の絶景・めずらしい動物・四季の美しさを撮りたい。
こういった場面になっても後悔しない景色を撮るために高価なカメラやレンズを場面に合わせて使いわける方が多いのです。
気になる方は検討してみるといいと思います。
ただし、際限がなくなるのもまた問題です。
やはり”スマホではなくミラーレスカメラで撮ること”がまずは重要です。
悩むのであればスモールスタートが良いです。
以上、参考になれば幸いです。
今後も引き続きよろしくお願いします。






