皆さん、お子様の撮影にカメラはまだAutoで撮っていますか?
もちろんAuto撮影は簡単で、「カメラの設定とかよくわからない」という方にはおすすめします。
一方でAuto撮影にはデメリットもあります
- 感度を大きくあげてノイズたっぷりの写真
- シャッタースピードをあげて躍動感のない写真
- F値を開放したせいでお友達がボケてしまっている写真
カメラメーカーもAuto撮影では「当たり障りのない無難な写真」をベースに考えていますのでこれはしょうがない・・・
(Auto撮影なのにブレブレ写真が撮れていたらそれこそカメラが売れなくなります)
しかし、これではカメラを取り出してすぐに撮影するスマホ撮影とあまり変わりません。
脱初心者の第一歩としてカメラの設定について考えて行きましょう!
それはつまりこれまで決して触ることもなかったカメラのダイヤルをAutoから息を飲みつつマニュアルモードに変更することです。
今回の記事を読むと
- ざらざらしない滑らかな子どもの表情を撮影できます
- かけっこや花火、スポーツなど場面に応じたシャッタースピードを設定できます
- 集合写真やボケ感のある写真など場面に応じたボケのコントロールができます
せっかくミラーレス一眼カメラを買ったのであればぜひPモード、Avモード、Tvモード、マニュアル撮影などを使っていきましょう!
元カメラ販売員で3児の父の優太郎が丁寧に解説します。
それではよろしくお願いします。

目次はコチラ
【モード:P】露出とISO感度を設定
Pとはプログラムモードのことで被写体の明るさに応じて、カメラがシャッタースピードと絞り値を自動的に設定してくれます。
ほとんどAutoと似たような設定になります。撮影者が設定するのは露出になりますが、ここも固定しておけば撮影者はISO感度にだけ注意しましょう
ISO感度の数値は大きければザラザラになりますのでできるだけ低くするのがポイントです!
- ほとんどAutoと同じ
- ISO感度の設定には要注意!
【モード:Av】絞りと露出とISO感度を設定 ⭐︎おすすめ設定⭐︎
Avモードとは絞り優先モードのことです。あなたが撮影したい絞り値に合わせてカメラが勝手にISO感度やシャッタースピードを設定してくれます。
このAvモードを私ならおすすめします。
撮りたいのが子ども一人であれば開放して(f2.8やf4など)ボケ感ある写真に。
複数人の子どもがいるのであれば絞って(f5.6やf8など)全体にピントが合うようにします。
- 絞り値を設定するのみ!
- 被写体が子ども一人 → f2.8やf4に
被写体が複数人 → f5.6やf8など
【モード:Tv】シャッタースピードと露出とISO感度を設定
Tvモードとはシャッター優先モードのことです。シャッタースピードを設定すると、被写体の明るさに応じてカメラが標準露出に必要な絞り数値を自動的に設定します。
Avモードの次におすすめするならこのTvモードになります。
撮りたい状況に動きがあるのならシャッタースピードを早くして
少し動きを出したい(残像感のある写真が撮りたい!)場合はシャッタースピードを遅くしましょう
- シャッタースピードを設定するのみ!
- 被写体をピタッと止めたい! → シャッタースピードを出来るだけ早く
※子どもの写真はほとんど止めることが多い。
こちらよりAvモードをおすすめする理由は子どもの写真は基本的にシャッタースピード早い方が良いのですが、一度設定してしまうと日中・夕方・家の中、ずっとそのシャッタースピードで撮影することになるので、一眼独特のボケ感のある写真が撮りづらいためです。
【モード:M】すべて設定
Mモードとはマニュアルモードのことです。自分でシャッタースピードや絞り値を決めて撮影するときに設定します。
露出も暗くなったり、明るくなったりと露出表示もしっかり確認する必要があります。
絞りもシャッタースピード、そして露出(ISO感度)もすぐに設定する必要があるため、少なくともダイヤルが私なら3つ欲しいところです。

- 子ども撮影であれば不要
- 撮影までにゆっくり時間を取れる風景写真などにはおすすめ
まとめ <Avモードに設定して脱初心者!>
今回は撮影モード(ダイヤル)についてまとめてみました。
まずはAvモードで撮影して絞りをコントロールするところから始めましょう!
そして撮影した写真を振り返って思い通り取れているか確認してみてください。だんだんとスマホカメラじゃなくてミラーレス一眼じゃないと撮れない写真が増えて行きますよ!

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