「こんなにスマホ性能が上がっているのにミラーレス一眼必要?」
3児の父でもあり、写真家でもある私の元にはこういった質問が多く寄せられます。
結論を言うと
どんなに性能が高いスマホを使っても、スマホカメラがミラーレスカメラに追いつくことはありません。
この記事では、ミラーレスカメラとスマホカメラの違いをわかりやすく解説します。
「やっぱりスマホでいいね!」
「ミラーレスカメラもありかもしれない」
「後悔しないようにカメラを買おう!」
親である我々が後悔しない選択ができるように解説していきます。
※わからない点や機種で悩んでいる方はXなどで何なりとご質問ください。
目次はコチラ
1. 画質は「レンズ・センサー・エンジン」で決まる
よくある勘違いの一つですが、写真のきれいさは「画素数」だけでは決まりません。
重要なのは次の3つです。
- レンズ性能(光の集め方・ボケ感) ★
- センサー(光を取り込む力) ★
- 画像処理エンジン(色味やノイズ処理)
ミラーレスカメラはレンズ性能とセンサーが強く、スマホは画像処理エンジンに強みがあります。
特に昨今のスマホ画質向上の理由の一つに画像処理エンジンの飛躍があります。
背景に映り込んだ人を消したり、ボケ感を演出したりこういった操作はスマホが得意です。
一方でミラーレスカメラは
- 大きなレンズで光をより多く取り込める
- センサーサイズを大きくできる
こういった強みがあります。

ミラーレスカメラのレンズ性能について
ミラーレスカメラをおすすめする理由の一つ。レンズ性能についてですが、解像力や望遠性能、衝撃耐性やカビの点でおすすめします。
- 解像力
4000万画素のセンサーが付いていてもレンズがそこまで解像できるとは限らない。小さなレンズを使用していることから性能に限界がある。 - 望遠性能
望遠=レンズが長くなるのは光学上の常識。スマホには限界があるためレンズ交換できるミラーレスカメラが優位。ミラーレスカメラのズームは”光学ズーム”、スマホの望遠は解像力そのままでただ画面を拡大しただけのもの”デジタルズーム”。 - 衝撃
光学性能は光軸がズレたら一大事。落としやすいスマホは光軸がずれやすい。しかも気付かない、もしくは買い替えがもったいなく使い続けることも。 - カビ
実はレンズはカビが生えやすい。ミラーレスカメラは湿度管理しつつ保管をおすすめしているが、スマホはそこまでしない。
カメラメーカーは画質良く撮影するためにはレンズは出来るだけ大きく、多種多様なレンズを一定数搭載する必要があると考えていることから、スペースが限られるスマホメーカーは一部妥協してエンジン処理でカバーしていることは間違いありません。



ミラーレスカメラのセンサー性能について
次にミラーレスカメラをおすすめする理由としてセンサー性能があります。暗所性能やボケ感、解像力の点でおすすめします。
- 暗所性能
ミラーレスカメラは圧倒的にセンサーが大きいです。そのため同じ2000万画素でも1画素あたり取り込める光の量が多くなります。これが暗所性能の向上につながります。 - ボケ感
センサーサイズが大きければ大きいほどボケ感がよく出るようになります。最近のスマホではエンジン処理によりこれらボケ感を強く出すようになりましたが一定の制約(2倍ズームなど)はあります。 - 解像力
1画素あたりの受光面積が大きいのは暗所性能と同じですが、1画素あたりの色情報も多く取り込めるため、解像力の高い写真に仕上がります。 - 放熱
センサーは熱の影響を受けますが、スマホは処理チップとも近いことや本体も熱を持ちやすいため、画質劣化につながる。一方でミラーレスカメラは余裕のある設計のため熱問題はスマホと比較して軽微。


2. ミラーレスカメラの強み:子ども撮影
改めてミラーレスカメラがスマホに比べて優れているのは、次のようなポイントです。
- 暗所に強い(室内・夕方でも明るくノイズ少なめに撮れる)
- 望遠に強い(運動会や発表会でも表情まできれいに残せる)
- 解像力に強い(色情報を無理なく取り込めるため色彩豊かな写真が撮れる)
スマホでは難しい「遠くからでも鮮明に」「走っている子どもをブレずに」撮れるのが、ミラーレスの大きな魅力です。
具体的に説明します。
スマホで撮影しているとこんなところに不満はありませんか?
- 誕生日などローソクを吹き消すシーンなど、ノイズ(ザラザラ感)が多い
- 運動会や発表会などでは子どもの表情までハッキリ撮れない
- インスタグラムなどのSNSで皆が撮影した画像と比べて見劣りする
この点に不満をもっているのであれば、ミラーレスカメラを使った方が良いかもしれません。



3. ミラーレスとスマホ、子ども撮影で向いているシーン
スマホ問題ない場面も多々あります。先ほどのミラーレスの強みの逆ですね。
- 日中(光が多め)
- 子供が近い(望遠不要)
- 一瞬の出来事や何気ない仕草(解像力不要で状況重視)
具体的に説明していきます。
⚪︎スマホ?ミラーレスカメラ?具体的なシーン別に整理
- ✅ スポーツ・運動会・走り回る子ども → ミラーレスが圧倒的有利!
シャッター速度・連写性能・フォーカス速度が段違い。 - ✅ 日常スナップ・お出かけのちょっとした記録 → スマホで十分!
軽くてすぐ撮れる/その場で家族に共有できる/荷物にもならない。 - ✅ 七五三や誕生日の本気ショット → ミラーレス+単焦点レンズが最強!
背景がふんわりボケて、子どもがより引き立つ。質感も段違い! - ✅ 旅行 → ミラーレス+標準レンズで気合いを入れて撮影。料理などはスマホで十分。
旅行は非日常の代表イベント。カメラを持ち歩き思い出と一緒にたくさん残しましょう!
⚪︎比較表
個人的な感覚ですが、比較表も作成しました。
比較ポイント | ミラーレスカメラ | スマホカメラ |
---|---|---|
画質・ボケ感 | ◎ | △ |
シャッタースピード(動きに強い) | ◎ | △〜〇 |
暗所性能 | ◎ | △ |
手軽さ・持ち運びやすさ | △ | ◎ |
起動の速さ・手軽さ | △ | ◎ |
コスト感(初期費用) | △(高め) | ◎(スマホに含まれる) |
シーンごとに「どちらが向いているか」を判断すると、失敗しません!
4. まとめ|おすすめ機種
スマホでも子どもとの日常をたくさん残せます。
でも、本気で「きれいに」「しっかり」残したいなら、ミラーレスカメラはとても強い味方です。
いずれにしても安価でもミラーレスカメラを1台持っておくのは長期的な視点で言うとより良い選択肢になると思います。
特に最近のミラーレスは動画も綺麗に撮れますよ。
以下におすすめ機種2台とおすすめ記事を紹介しておきます。気になる方はぜひチェックしてみてください。
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