毎年の年賀状、せっかくなら子どもの成長を写真で伝えたい
そう思う方も多いのではないでしょうか。
ただし、写真入り年賀状にはいくつかの注意点があります。
この記事では、「子どもの写真入り年賀状を安心して作るためのポイント」を、用紙選びから印刷時の注意点まで順に解説します。
- 年賀状用紙はインクジェット写真用を選ぶこと
- 使う写真の背景や位置には注意すること
- プリンタ設定は、
・用紙設定は「インクジェット写真用はがき」
・印刷品質は「きれい」「高画質」
・フチなし印刷
1. 年賀状選びの注意点
用紙の種類は”インクジェット写真用”
お年玉付き年賀状のように、日本郵便が公式に出している年賀状は大きく分けて3タイプあります。
| 用紙タイプ | 特徴 | おすすめの使い方 |
|---|---|---|
| 無地 | 手書きやレーザープリンタ向けの標準用紙 | 手書きや一言添える挨拶向け |
| 無地(インクジェット紙) | 発色が良く滲みにくいプリント用紙 | 写真なしデザインの印刷向け |
| 無地(インクジェット写真用) | 光沢あり写真印刷に最適な高画質紙 | 家族写真入り年賀状 |
年賀状は1〜3種類のデザインを作成して送付される方が多いと思いますが、
それら用途に合わせて選ぶことで、見栄えと印象が大きく変わります。
写真を使用するのであれば「無地(インクジェット写真用)」を選択しましょう。
2. 年賀状に写真を載せるときの注意点
2-1. 個人情報の写り込みに注意
子どもの写真を年賀状に使うときは、背景に個人情報が写り込んでいないかをしっかり確認しましょう。
自宅の表札や車のナンバー、学校名の入ったバッグなどは、思わぬところで個人を特定される原因になります。
特に近年はSNSにも投稿する方が多いことから、ネット上での拡散リスクにも気をつけましょう。

2-2. 他人の肖像権・プライバシー配慮
運動会や発表会などの写真を使いたくなることもありますが、ほかの子どもや保護者が写っている場合は、必ず事前に了承を取りましょう。
集合写真などを無断で使うと、思わぬトラブルの原因にもなります。
どうしても使いたい場合は、顔がはっきり写らないようにぼかしたりトリミングしたりする方法もおすすめですが、原則自分の子供が写っている写真を使いましょう。
受け取る相手もどの子があなたの子供なのか人目でわかることが重要です。
2-3. 写真の明るさや見切れに注意
アプリやPCソフトで作成した年賀状イラストをそのまま印刷すると、
端が切れたり、暗く写ってしまうことがあります。
印刷前に明るさや構図を十分に調整し、まずは1枚だけ印刷して確認しましょう。
全面に写真を使用したイラストも人気ですが、
フチあり印刷にするとイメージと異なり、フチなし印刷にすると文字や写真が見切れることもあります。
フチには十分な余裕をもったイラストを作成しましょう。

<使用アプリ:つむぐ年賀>
3. 印刷時の注意点
3-1. 用紙設定を「インクジェット写真用はがき」にする
年賀状に写真を載せる場合にはインクジェット写真用をおすすめしましたが、
その場合プリンタ側の用紙設定も「インクジェット写真用はがき」になっているか確認しましょう。
※無い場合は「光沢紙」や「写真用紙」でもOKです。
3-2. 印刷品質を「きれい」または「高画質」に設定
年賀状の写真印刷ではもう一段上の「きれい」や「高画質」モードを選ぶのがおすすめです。
高画質モードにすることで、人物の肌の色や背景のグラデーションがよりなめらかに再現されます。
設定によっては印刷時間が少し長くなりますが、その分だけ仕上がりのクオリティは格段にアップします。
特に年賀状の場合は使用写真が小さくなりがちです。
大事な顔がつぶれた写真にならないように高画質設定はしておいたほうが無難です。
3-3. 余白・フチなし印刷の確認
写真を年賀状いっぱいに印刷する場合は、「フチなし印刷」設定を忘れずに確認しましょう。
通常の「フチあり印刷」だと、写真の端が白く残ってしまうことがあります。
プリンタの機種によっては、フチなし設定を選んでも微妙に切れる場合があるため、
印刷前にプレビュー画面で余白をチェックすると安心です。
デザインソフトや年賀状アプリで作成する場合は、写真や文字が端ぎりぎりにならないように配置しましょう。
大事な顔や文字は中央寄りに配置すると、どのプリンタでもきれいに印刷できます。
4. まとめると…
写真付きの年賀状はもらうと嬉しいですよね。
これら注意点に気をつけて作成しましょう。






