「どうせカメラを持つなら、見た目にもこだわりたい。」
そんな想いでカメラを探し始める男性は、とても多いです。
ここ数十年でカメラは性能だけでなく 外観の美しさ・質感・所有欲を刺激するデザイン性 も向上してきました。
そこで本記事では、
“見た目がかっこいいカメラ” をテーマに、
新品・中古からデザイン性で選び抜いたカメラを厳選して紹介します。
黒い塊のように渋いモデル、精密機械のようなプロ機、
フィルムカメラを思わせるレトロデザインなど──。
ただ撮るだけでなく、持つこと自体が喜びになる“所有欲の名機” をまとめました。
きっとあなたの感性に刺さる1台が見つかるのではと思います。
選定基準|“見た目のかっこよさ”を最優先
今回選んだカメラは、性能やスペックよりも 外観デザイン・質感・所有欲 を最優先にしています。
選定ポイントは以下の通り
- 大きさ・メーカー問わず
- ミラーレスだけでなく一眼レフも含める
※幅広く最低限の実用性を求めるためフィルムカメラは含めません
※固定レンズでも一眼と同等画質カメラは含みます - 中古も含める
- メルカリ等で買えること
見た目で選ぶのは立派な基準です。
むしろ、こだわる人ほど デザインで選ぶ のは当たり前。
そんな視点で“かっこいいカメラだけ”を厳選しました。
1. 新品で買える“かっこいい一眼カメラ”
まずは新品がいい!という方向けに商品をご紹介します。
中古品は選ぶスキルも重要なので1つ1つみるのに手間がかかります。
その点新品は「誰も使っていない」「不具合あればメーカー保証」など気軽です。
早速紹介していきます
1-1. Nikon Z f
- 発売2023年10月
- ミラーレスカメラ(フルサイズ/Zマウント)
- 有効画素数:約4570万画素
- センサーサイズ:フルサイズ(35.9×23.9mm)
- 画像処理エンジン:EXPEED 7
- ISO感度:64〜25,600(拡張あり)
- 連写:約5.5コマ/秒(機械シャッター)/高速連写あり
- 動画:4K 60p対応
- EVF:約369万ドット 電子ビューファインダー
- 液晶:3.2型バリアングル式タッチスクリーン
- 手ぶれ補正:5軸ボディ内手ぶれ補正
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXC(UHS-II対応)
- 重量:約585g(バッテリー・カード含む)
- 特徴:伝説の Df のDNAを受け継いだミラーレス。メタルダイヤル・レトロなトップカバー・クラシックなラインが魅力で、「フィルム機の美しさ」を現代に復活させたようなデザインです。センサーサイズはもちろんフルサイズ。所有欲を満たすカメラの代表といえる存在です。
1-2. OM SYSTEM OM-1 Mark II

- 発売2024年02月
- ミラーレスカメラ(マイクロフォーサーズ)
- 有効画素数:約2037万画素
- センサーサイズ:4/3型 裏面照射積層型 Live MOS
- 画像処理エンジン:TruePic X
- ISO感度:標準200〜102,400(拡張あり)
- 連写:約120コマ/秒(電子シャッター)/AF追従高速連写対応
- AF:進化したAI被写体認識AF
- 動画:4K 60p/フルHD 240p など高フレーム動画対応
- 手ぶれ補正:ボディ内5軸(最大約8.5段)
- EVF:高精細電子ビューファインダー内蔵
- 液晶:バリアングル式タッチモニター
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXC(UHS-I/II)
- 防塵防滴・耐低温設計
- 重量:ボディ単体で約600g前後
- 特徴:黒い塊のような外観に、深いグリップ。精密機械のような印象を与える“プロ機の風格”が魅力です。
ミラーレスながら堂々とした迫力があり、ハードな環境でも持ち出せる堅牢性、無骨さがあります。
デザイン性に加えて “強さ・信頼感が外観に滲む” カメラで、まさに“かっこいいカメラ”の王道といえる存在。
1-3. RICOH GR IV

- 発売2025年09月
- レンズ一体型コンパクトデジタルカメラ(APS-C)
- 有効画素数:約2574万画素
- センサーサイズ:APS-C相当(23.3×15.5mm 裏面照射型CMOS)
- レンズ:18.3mm F2.8(35mm判換算28mm相当)、5群7枚構成(非球面レンズ3枚)
- 画像処理エンジン:GR ENGINE 7+アクセラレーターユニット
- ISO感度:ISO100〜204800
- 手ぶれ補正:撮像素子シフト方式 5軸手ぶれ補正(最大約6段)
- 動画:フルHD(1920×1080)60p/30p/24p(最大約25分)
- 記録媒体:内蔵メモリー約53GB+microSD/microSDHC/microSDXC
- 液晶モニター:3.0型TFTカラーLCD(タッチパネル・約103.7万ドット)
- ファインダー:非搭載(背面モニターでフレーミング)
- 通信機能:Wi-Fi(2.4GHz/5GHz)+Bluetooth対応
- 質量:約262g(バッテリー・microSD含む)
- 特徴:直線的でミニマル、装飾を徹底的に排除した潔さが魅力です。ストリートフォトグラファーが好んで使うカメラで長い歴史のある素晴らしいカメラ。男性に圧倒的な人気を誇ります。ポケットに入るサイズなのに存在感は抜群です。
1-4. SONY サイバーショット DSC-RX1RM3

- 発売2025年08月
- コンパクトデジタルカメラ(フルサイズ/固定レンズ)
- 有効画素数:約6100万画素 フルサイズ裏面照射型CMOSセンサー搭載
- レンズ:ZEISS Sonnar T* 35mm F2 固定(固定焦点)
- 画像処理:BIONZ XR+AIプロセッシングユニット搭載
- ISO感度:約100〜32000(拡張 ISO50〜102400)
- 連写:約5コマ/秒(撮影モードにより変動)
- 動画:4K(最大約30p)/フルHD対応
- ファインダー:内蔵OLED EVF(約236万ドット相当)
- 液晶:固定式3.0型タッチ液晶(約236万ドット)
- 手ぶれ補正:電子式(光学IBIS非搭載)
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXC(UHS-I/UHS-II対応)
- 接続:USB-C、Wi-Fi、Bluetooth対応
- 重量:約498g(バッテリー・カード含む)
- 特徴:高解像・高画質×ポケットサイズのフルサイズ機。フルサイズセンサー搭載の高級コンデジ。
金属外装の質感が非常に高く、“高級ガジェット”としての魅力がずば抜けています。
コンパクトでありながらプロ並みの画質を持ち、見た目と性能が美しく両立した唯一無二のモデル。
持っているだけで絵になる、そんな存在です。値段は非常にお高めです。
1-5. FUJIFILM X-E5

- 発売2025年08月28日
- ミラーレスカメラ(APS-C/Xマウント)
- 有効画素数:約4020万画素
- センサーサイズ:APS-C(X-Trans CMOS 5 HR)
- 画像処理エンジン:X-Processor 5
- ISO感度:標準100〜12800(拡張あり)
- 手ぶれ補正:5軸ボディ内手ぶれ補正搭載
- 連写:約8〜20コマ/秒(モードにより変動)
- 動画:6.2K 30p、4K 60p、FHD 240p対応
- ファインダー:内蔵EVF(約236万ドット相当)
- 液晶:3.0型チルト式タッチパネル
- レンズマウント:FUJIFILM Xマウント
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXC(UHS-II対応)
- 重量:約445g(バッテリー・カード含む)
- 特徴:フラットで直線的なスタイルが特徴のレンジファインダー風デザイン。“都会的でクール”な雰囲気をまとい、手にしたときの収まりの良さも魅力。肩肘張らずに持ち歩けるのに、しっかり“かっこよさ”を感じられる絶妙なバランスのモデルです。クラシックなレンジファインダースタイル、フィルムシミュレーション豊富、軽量でスナップや日常撮影に最適です。
1-6. FUJIFILM X100VI

- 発売2024年03月
- コンパクトデジタルカメラ(固定レンズ/APS-C)
- 有効画素数:約4020万画素(APS-C X-Trans CMOS 5 HR)
- センサーサイズ:APS-C(23.5×15.7mm)
- 画像処理エンジン:X-Processor 5
- レンズ:23mm F2(35mm判換算約35mm)固定
- ISO感度:ISO125〜12800(拡張あり)
- 連写:約11コマ/秒
- 動画:6.2K 30p、4K 60p
- 手ぶれ補正:5軸IBIS(最大約6段)
- ファインダー:光学+電子のハイブリッドファインダー
- 液晶:3.0型チルト式タッチモニター
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXC(UHS-I対応)
- 重量:約521g(バッテリー・カード含む)
- 特徴:クラシックなフィルムカメラを思わせるシルバー外装と、現代的な直線デザインを組み合わせた美しい一台。角張ったラインと金属の質感は「持つ喜び」を強く感じさせます。街に持ち出すだけで存在感があり、“写真を撮る気にさせる道具”としての完成度が非常に高いです。
X100シリーズ特有のビューファインダーの佇まいも、男性が惚れ込む理由のひとつです。レンズ交換不可なのでその点はご注意を。
2. 中古でしか手に入らない“伝説的にかっこいいカメラ”
中古品も視野に入れると一気に選択肢が広がります。
一つ一つ不具合がないか確認するのに手間がかかりますが、その分安く、周りと被らない1台を見つけることができます。
過去を振り返るとかっこいいカメラはかなり増えますが、その中でも撮影するのに現行機と遜色のない機種を選んでいます。
2-1. FUJIFILM X-Pro3


- 発売2019年11月/生産完了2023年頃
- ミラーレスカメラ(APS-C/Xマウント)
- 有効画素数:約2610万画素
- センサーサイズ:APS-C(X-Trans CMOS 4)
- 画像処理エンジン:X-Processor 4
- ISO感度:標準160〜12800(拡張80〜51200)
- 連写:約11〜30コマ/秒(モードにより異なる)
- 動画:4K 30p/FHD 120p など対応
- ファインダー:ハイブリッド(OVF+EVF)
- 液晶:3.0型チルト式(隠し背面スクリーン)
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXC(UHS-II対応)
- 手ぶれ補正:非搭載(ボディ内なし)
- 重量:約497g(バッテリー・カード含む)
- 特徴:チタン外装 × 隠し液晶という革新的デザインで、世界でも類を見ない“硬派なカメラ”。ストリート〜スナップに人気のプロ向け機。デザイン性が高いため初代から非常に人気。耐久性の点でアメリカで集団訴訟が起きたため、後継機が発売されていないため逆に穴場。
2-2. Nikon Df


- 発売2013年11月/生産完了2020年頃
- 一眼レフカメラ(フルサイズ/Fマウント)
- 有効画素数:約1620万画素
- センサーサイズ:35.9×24 mm(FXフォーマット)
- 画像処理エンジン:EXPEED 3
- ISO感度:100〜12,800(拡張50〜204,800)
- 連写:約5.5コマ/秒
- 動画:なし(静止画専用)
- ファインダー:光学ファインダー(ペンタプリズム)
- 液晶:3.2型(約92万ドット)
- 手ぶれ補正:なし
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXC
- 重量:約710g(バッテリー・カード含む)
- 特徴:クラシックな操作系とレトロデザイン、D4と同等センサー搭載で高画質、静止画撮影に特化したモデル。フルサイズカメラなのでサイズ感は大きいですが、画質は素晴らしいです。動画撮影が難しい点は注意です。
2-3. Panasonic LUMIX GX8


- 発売2015年08月/生産完了2018年頃
- ミラーレスカメラ(マイクロフォーサーズ)
- 有効画素数:約2030万画素
- センサーサイズ:4/3型 Live MOS
- 画像処理エンジン:ヴィーナスエンジン
- ISO感度:200〜25600(拡張ISO100あり)
- 連写:約8コマ/秒(AF固定)、約6コマ/秒(AF追従)
- 動画:4K 30p/FHD対応
- ファインダー:チルト可能なEVF(約236万ドット)
- 液晶:3.0型バリアングル式タッチモニター
- 手ぶれ補正:デュアルI.S.(ボディ+レンズ協調補正)
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXC
- 重量:約487g(バッテリー・カード含む)
- 特徴:特におすすめなのはチルトEVF。二眼レフカメラのように下を見ながら撮影することができます。コンパクトながら金属の質感が強く、“渋い大人の道具”という雰囲気。街中でさりげなく持っているだけでかっこよさを感じます。小型機でありながら、存在感のあるデザインを求める人に最適。同等カメラにGX7シリーズがありますがこちらはその上位機種。ファインダーが特に見やすいです。
2-4. RICOH GXR


- 発売2009年11月/生産完了2012年頃
- コンパクトデジタルカメラ(モジュール式交換ユニット)
- 有効画素数:約1010万〜約1200万画素(搭載ユニットに依存)
- センサーサイズ:1/1.7型またはAPS-C(ユニットによる)
- 画像処理エンジン:独自処理エンジン(モデルによる)
- ISO感度:100〜1600前後(ユニットに依存)
- 連写:約2〜3コマ/秒(機種・設定による)
- 動画:AVI
- ファインダー:なし(外付けアクセサリー対応)
- 液晶:2.7〜3.0型(機種により異なる)
- 手ぶれ補正:なし
- 記録媒体:SD/SDHCカード
- 重量:ユニット装着時に変動(本体のみ約200〜300g)
- 特徴:世界唯一の「ユニット交換式」カメラ。“こだわり派の男が選ぶカメラ”という雰囲気が漂います。
デザインの独自性では群を抜き、記事に入れることで“この筆者わかってる” と感じるのではないでしょうか。レンズ+センサーごと交換する構造で外でも手軽にレンズ交換ができます。
2-5. OLYMPUS PEN-F


- 発売2016年02月/生産完了2019年頃
- ミラーレスカメラ(マイクロフォーサーズ)
- 有効画素数:約2030万画素
- センサーサイズ:マイクロフォーサーズ(Live MOS)
- 画像処理エンジン:TruePic VII
- 手ぶれ補正:5軸ボディ内手ぶれ補正
- ISO感度:約ISO80〜25600
- 連写:約10コマ/秒(電子で最大20fps)
- 動画:フルHD 60p対応
- モニター:3.0型可動式タッチ液晶
- EVF:内蔵電子ビューファインダー
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXC(UHS-I/II対応)
- 接続:Wi-Fi搭載
- 重量:約427g(バッテリー・カード含む)
- 特徴:上質なクラシックデザイン、Artフィルター系が豊富で表現力高め、デザインと操作性の良さで人気モデル。アルミ削り出しの美しいクラシックデザイン。曲線・質感・レトロ感のバランスが完璧で、“男が惚れるクラシック”として評価が高い名機。フィルムカメラの名機をリニューアルしたことから、今だに後継機を希望する方多数。女性にも好評なカメラであり、見た目重視派には最強クラスの1台。
注意点|中古品には現代では当たり前の機能がない場合も
中古品を選ぶ場合ですが、注意点があります。
現在つかっても特に問題のないカメラを選んではいますが、現代のカメラでは当たり前の機能が非搭載のケースが多めです。
以下に例を挙げます。
- Wi-Fi・Bluetoothがない場合がある
- タッチパネル非搭載の可能性
- 4K動画が撮れない
- 静止画は早くても動画のAFは遅い
- 静止画のAFが遅い
もちろん中古品を購入する場合はカメラの仕様上の問題だけでなく、
傷や汚れ、ゴム部分の劣化やシャッター回数などには注意しましょう。
ただし見た目がかっこいいモデルは、多少の傷も“味”として捉えられる魅力 があったり、前オーナーのこだわり次第では限定モデルやカスタマイズ、シールなど逆に「新品よりかっこいい!」と思える機種が見つかったりしますよ。
まとめ|見た目がかっこいいカメラは所有する喜びが違う
今回紹介したカメラは、ただ写真が撮れるだけではなく持っているだけで気分が上がる“所有欲の名機” ばかり。
デザインに惹かれて選ぶのは、実はとても合理的です。
心が動くカメラを持つと、撮影の時間そのものが豊かになります。
あなたの感性に合う“最高にかっこいい一台”を、ぜひ見つけてください。








