「大学進学の費用が心配…」
「奨学金を借りたいけど、返済が不安…」
そんな悩みを持つ家庭にとって、日本学生支援機構(JASSO)の給付型奨学金は、返済不要の支援制度として非常に魅力的です。
しかし、申請条件や手続きが分かりにくいと感じている方も多いのではないでしょうか?
そして中には「なんとなく難しそうだし我が家には関係ないだろう」と中身も見ずに諦める方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。
本記事では、日本学生支援機構の給付型奨学金の仕組みや、申請条件、受給額、申し込み手順をザックリと分かりやすく解説します。
詳細については、JASSOの公式サイトをご確認いただきたいのですが、このサイトを見てもよくわからない!という奨学金についてザックリ解説できればと思います。
それではよろしくお願いします。
目次はコチラ
1. 日本学生支援機構(JASSO)の給付型奨学金とは?
給付型奨学金は、返済不要の奨学金制度です。
家庭の経済状況に応じて、大学や専門学校に通う学生に対して支給されます。
✅ 給付型奨学金の特徴
- 返済の必要がない(給付型)
- 授業料の減免とセットで支援を受けられる
- 家庭の所得状況によって支給額が決まる
➡ 「経済的な理由で進学を諦めたくない!」という学生にとって、非常に重要な制度になります。
2. 申請条件(誰がもらえるの?)
給付型奨学金を受けるためには、世帯収入や学力基準を満たしている必要があります。
✅ 世帯収入の基準
給付型奨学金の支給額は、家庭の所得状況によって異なります。以下の表は、目安となる年収基準です。
支援区分 | 収入の目安(4人世帯・給与所得者の場合) |
---|---|
第Ⅰ区分(満額支給) | 約270万円以下 |
第Ⅱ区分(2/3支給) | 約300万円以下 |
第Ⅲ区分(1/3支給) | 約380万円以下 |
※実際の判定は、家族構成や収入形態によって異なります。
✅ 学力基準
- 高校での成績が「平均3.5以上」が目安(ただし、特別な事情がある場合は考慮されることも)
- 大学・専門学校で学ぶ意欲があり、卒業まで継続的に学ぶ意思があること
➡ 家庭の収入状況が基準を満たしていても、学ぶ意欲が必要!
3. 受給額はいくら?
給付型奨学金の支給額は、進学先や生活環境(自宅通学・自宅外通学)によって異なります。
支援区分 | 自宅通学(国公立) | 自宅外通学(国公立) | 自宅通学(私立) | 自宅外通学(私立) |
第Ⅰ区分 | 約29,200円/月 | 約66,700円/月 | 約38,300円/月 | 約75,800円/月 |
第Ⅱ区分 | 約19,500円/月 | 約44,500円/月 | 約25,600円/月 | 約50,600円/月 |
第Ⅲ区分 | 約9,800円/月 | 約22,300円/月 | 約12,800円/月 | 約25,300円/月 |
※最新の金額については、日本学生支援機構(JASSO)の公式サイトをご確認ください。
➡ 支援区分によって月額が異なるので、申請前に確認を!
4. 申し込み方法とスケジュール
奨学金の申し込みは、高校在学中(予約採用)と大学・専門学校入学後(在学採用)の2つのタイミングで行えます。
✅ 予約採用(高校3年生向け)
- 申し込み時期:高校3年生の春~夏頃
- 手続きの流れ:
- 高校での案内に従い、申し込み書類を受け取る
- 必要書類を提出し、所得審査を受ける
- 進学後に正式に奨学金が支給開始
✅ 在学採用(大学・専門学校生向け)
- 申し込み時期:入学後の4~5月頃
- 手続きの流れ:
- 大学・専門学校の奨学金窓口で申し込み
- 必要書類を提出し、所得審査を受ける
- 審査に通過すると、翌月から支給開始
➡ 【重要!!】早めに申し込みスケジュールを確認し、必要な書類を準備することが大切!
まとめ
📌 給付型奨学金は「返済不要」な支援制度で、授業料減免と併用可能!
📌 世帯収入の基準を満たし、学ぶ意欲がある学生が対象
📌 支給額は進学先や自宅通学・自宅外通学によって異なる
📌 予約採用(高校3年時)と在学採用(大学・専門学校入学後)の2種類がある
📌 申し込み期限を逃さず、必要書類をしっかり準備することが大切!
給付型奨学金を活用すれば、進学費用の負担を大幅に軽減することが可能です。
制度を正しく理解し、できるだけ早めに申し込みの準備を進めましょう!
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