「大学の学費が心配…」
「奨学金を借りたいけど、どんな種類があるの?」
そんな悩みを持つ家庭にとって、日本学生支援機構(JASSO)の貸与型奨学金は、多くの学生が利用している制度です。
前回は給付型奨学金について解説しましたが今回は貸付型。
第一種(無利子)と第二種(有利子)の違いを理解し、自分に合った奨学金を選ぶことが重要です。
本記事では、貸与型奨学金の種類・申請条件・返済方法などをできるだけ分かりやすく解説します!
詳細については、JASSOの公式サイトをご確認いただきたいのですが、このサイトを見てもよくわからない!という方向けです。
※奨学金制度は複雑なため、詳細な条件や最新情報は公式サイトで確認してください。
▶ 日本学生支援機構(JASSO)公式サイト
※給付型についてはこちら↓
目次はコチラ
1. 日本学生支援機構の貸与型奨学金とは?
貸与型奨学金は、卒業後に返済が必要な奨学金制度です。
JASSOの貸与型奨学金には、第一種(無利子)と第二種(有利子)の2種類があります。
✅ 貸与型奨学金の特徴
- 第一種(無利子):成績優秀者向けで、支給額に上限あり
- 第二種(有利子):幅広い学生が利用可能で、借入額を選べる
- 卒業後に返済義務がある
➡ 「無利子がいい!」という人は、第一種を狙いましょう!
※もちろん審査は1種の方が厳しいです
2. 第一種と第二種の違い
項目 | 第一種(無利子) | 第二種(有利子) |
---|---|---|
利子 | なし(無利子) | あり(上限年3%) |
対象者 | 成績優秀者(目安:高校の評定平均3.5以上) | 幅広い学生が対象 |
収入基準 | 厳しめ(それでも世帯年収目安約800万円以下) | 緩め(世帯年収目安1,200万円以下) |
月額 | 約20,000円~約64,000円 | 約20,000円~約120,000円 |
返済開始 | 卒業後6ヶ月後 | 卒業後6ヶ月後 |
➡ 第一種は審査が厳しく、第二種は借りやすいが利子が発生する。
どちらを選ぶかは、家庭の状況や希望次第!
3. 申請条件(誰がもらえるの?)
✅ 第一種奨学金の申請条件
- 高校の成績が評定平均3.5以上(大学生の場合はGPAの基準あり)
- 家庭の収入が一定以下(目安:4人家族で年収800万円以下)
✅ 第二種奨学金の申請条件
- 成績基準なし(ただし「学ぶ意欲」が必要)
- 家庭の収入基準は比較的緩い(目安:4人家族で年収1,200万円以下)
➡ 第一種はハードルが高いが、第二種なら多くの学生が利用できる!
4. 【重要】申し込み方法とスケジュール
奨学金の申し込みは、高校在学中(予約採用)と大学・専門学校入学後(在学採用)の2つのタイミングで行えます。
✅ 予約採用(高校3年生向け)
- 申し込み時期:高校3年生の春~夏頃
- 手続きの流れ:
- 高校での案内に従い、申し込み書類を受け取る
- 必要書類を提出し、所得審査を受ける
- 進学後に正式に奨学金が支給開始
✅ 在学採用(大学・専門学校生向け)
- 申し込み時期:入学後の4~5月頃
- 手続きの流れ:
- 大学・専門学校の奨学金窓口で申し込み
- 必要書類を提出し、所得審査を受ける
- 審査に通過すると、翌月から支給開始
➡ 早めに申し込みスケジュールを確認し、必要な書類を準備することが大切!
5. 返済方法と注意点
✅ 返済方法(卒業後)
- 卒業後6ヶ月後から返済開始
- 口座引き落としで毎月一定額を返済
- 収入に応じた「所得連動返還型」の選択も可能
✅ 返済時の注意点
- 延滞すると信用情報に影響(ブラックリストに入る可能性あり)
- 収入が減少した場合、減額返還制度を利用できる
- 繰り上げ返済も可能(早めに返せば利子が減る)
➡ 無理のない範囲で借り、計画的に返済することが大切!
まとめ
📌 貸与型奨学金は「第一種(無利子)」と「第二種(有利子)」の2種類がある
📌 第一種は成績と収入の条件が厳しいが、第二種は広く利用可能
📌 申し込みは「高校3年の予約採用」と「入学後の在学採用」の2パターン
📌 卒業後6ヶ月後から返済が始まるので、計画的に利用することが重要!
奨学金を活用すれば、進学費用の負担を軽減することが可能ですが、借金であることを忘れずに、無理のない範囲で利用することが大切です。
制度を正しく理解し、計画的に活用しましょう!
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