お父さんは積極的に育児に参加していますか?
「忙しくて育児はあまり参加していない・・・」
「うちの旦那も積極的に育児してくれたらな〜」
様々なご家庭があると思います。
一方で父親の育児参加の与える影響について近年注目されています。
父親が積極的に関わることで、子どもの成長にさまざまな良い影響を与えることが、研究や調査から明らかになっているのです
本記事では、父親が育児に関わることで子どもに与えるポジティブな影響を5つ紹介します。
科学的なエビデンスを基に解説するので、ぜひ両親間でシェアしてみるなど参考にしてください。
目次はコチラ
1. 子どもの認知能力の向上
父親が積極的に育児に関与することで、子どもの認知能力が向上することが研究で示されています。
🏫 根拠となる研究
- 米国ノースカロライナ大学の研究によると、父親と日常的に遊んだり、学習をサポートした子どもは、言語能力や問題解決能力が向上することが確認されています。
- 日本のベネッセ教育総合研究所(2020年)の調査でも、父親の読み聞かせが子どもの語彙力向上に寄与することが報告されています。
父親ならではの遊びや会話の仕方が、子どもの思考力や言葉の発達に影響を与えることがわかります。

2. 社会性や対人スキルの向上
父親が育児に関わることで、子どもの社会性が発達しやすくなることが指摘されています。
🤝 根拠となる研究
- 米国心理学会(APA)の研究(2015年)によると、父親が積極的に関与することで、子どもはコミュニケーション能力が向上し、共感力が高まることが報告されています。
- 英国の心理学者Fagan(2016年)の研究では、父親とよく遊ぶ子どもほど、他者との協力や意思疎通がスムーズになることが示されています。
特に、父親とのダイナミックな遊びは、子どもの協調性や問題解決能力を育てると言われています。

3. 自信や自己肯定感の向上
父親が積極的に関わることで、子どもは自信を持ち、自己肯定感が高まることが研究で示されています。
💪 根拠となる研究
- ハーバード大学の調査(2021年)では、父親が日常的に励ましの言葉をかけることで、子どもの自己肯定感が高まることが確認されています。
- 日本の厚生労働省(2019年)の調査でも、父親と過ごす時間が多い子どもほど、自分に自信を持ちやすいことが示されています。
父親の存在が「安心感」となり、子どもが新しいことに挑戦する意欲を高めることに繋がります。

4. ストレス耐性の向上
父親が育児に関わることで、子どものストレス耐性が向上し、精神的に安定しやすくなるとされています。
🧘 根拠となる研究
- スタンフォード大学の研究(2020年)では、父親と適度にスキンシップをとる子どもは、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が少ないことが報告されています。
- 日本の育児研究機関(2021年)によると、父親との触れ合いが多い子どもは、不安や怒りを抑える力が高いことが確認されています。
例えば、「父親と遊ぶことでストレス発散ができる」「父親が感情のコントロールを教える」などの影響があると考えられています。

5. 学業成績の向上
父親が育児に関わると、子どもの学習意欲が向上し、学業成績が良くなるという調査結果があります。
📚 根拠となる研究
- OECD(経済協力開発機構)の調査(2018年)によると、父親が子どもの勉強をサポートする家庭の子どもは、数学や読解力の成績が向上することが報告されています。
- 日本の文部科学省(2020年)の調査でも、父親が学習に関わることで、子どもが勉強へのモチベーションを持ちやすくなることが示されています。
例えば、父親が宿題を見てあげたり、一緒に読書をすることで、子どもは勉強を楽しむことができるようになります。

まとめ
今回は父親が積極的に育児に関わることで子供に与える影響の大きさについてまとめました。
✅ 認知能力の向上 → 言語力や問題解決力が伸びる
✅ 社会性や対人スキルの発達 → コミュニケーション力が強化される
✅ 自信や自己肯定感の向上 → 精神的に安定し、自信を持ちやすい
✅ ストレス耐性の向上 → 感情コントロールができ、精神的に強くなる
✅ 学業成績の向上 → 学習意欲が増し、成績にも好影響
父親が育児に関わることで、子どもの成長がより豊かになることが分かっています。
忙しい中でも「少しの時間でも子どもと向き合うこと」が大切です。
ぜひ、日常の中で意識してみてください!

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